いびき治療におすすめの病院と料金を紹介!保険適用の有無や口コミ・効果も解説

2024.02.082024.05.24

いびき治療におすすめの病院・クリニックを紹介し、いびきの原因によって受けられるいびき治療法の種類と料金、保険適用の有無をまとめています。
また、いびき治療は何科なのか病院の選び方や、女性のいびき治療が行えるクリニックも紹介し、いびき治療を受けた人の口コミ評判を調査しました。
いびき治療法のレーザーやマウスピース、CPAPなどの効果や治療期間のほかに、いびき治療と合わせてできる対策方法を解説しています。

※当サイトは総額表示義務により、全ての料金を税込価格で表記しています。

いびき治療におすすめの治療法は?無呼吸・いびきの原因で違う!

いびき治療のおすすめの治療について

いびきは家族やパートナーに指摘されて初めて気付くものですが、就寝中は自分では聞こえないため、どの程度のいびきをかいているのか分かりません。
いびきの症状によってはいびき治療が必要になる場合があるので、まずはいびきをかく原因をチェックしてみましょう。

いびきをかく原因

肥満 飲酒 口呼吸 アレルギー性鼻炎 老化 ストレス 顎が小さい 仰向けで寝る 口蓋垂(のどちんこ)が大きい 薬剤 扁桃肥大

いびきをかく原因には上記が挙げられ、いくつか重複している場合もあります。
いずれもこれらが原因で睡眠時に気道が狭くなることでいびきをかきますが、いびきの種類には3パターンあります。

単純性いびき

数日に1回程度、ごくまれに起こるいびきです。その多くは鼻づまりや疲労、飲酒などが原因となっており、それらを改善することでいびきの症状も治まります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中に平均して10秒以上呼吸をしない状態が1時間に5回以上、もしくは7時間に30回以上起こります。
「睡眠時無呼吸症候群」は2種類に分類されており、飲酒や睡眠薬、小さい顎、舌根沈下、肥満、扁桃肥大、鼻づまりなどで起こる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」と、起床時の頭痛や日中の眠気・倦怠感など日常生活に支障をきたしたり、息苦しさで何度も目が覚めるなどの「中枢性無呼吸症候群」があります。
無呼吸状態が繰り返されることで低酸素状態になり、脳卒中や狭心症、心筋梗塞などのリスクが高まり、さらに糖尿病や高血圧症などの持病がある場合には悪影響を及ぼすと言われています。

上気道抵抗症候群

「睡眠時無呼吸症候群」の軽症型と言われており、無呼吸や低呼吸の症状は見られないものの、上気道が狭くなり呼吸がしにくくなることで強い力で呼吸をするために起こります。しっかり寝ているつもりでも、睡眠の分断が起こるため日中に眠気や疲労を感じやすくなります。

上記の中でも、いびきの治療が必要になるのは「睡眠時無呼吸症候群」と「上気道抵抗症候群」となります。
特に「睡眠時無呼吸症候群」は、重症になると突然死のリスクも高まるため治療が必要です。

いびき治療には主に、医療機器を使用して空気を送る「CPAP療法」や「ナステント」のほかに、睡眠中の気道を広げる「マウスピース」、たるんだ口蓋垂などを引き締めて気道を広げる「レーザー治療」、気道を狭くしている患部を切除する「外科手術」などがあり、いびきの程度によって以下のような治療法が選ばれています。

症状別治療法

いびきの症状が「上気道抵抗症候群」などの軽症の場合には、ナステントやマウスピースなどの治療法が選ばれ、中等症の場合にはマウスピース、CPAP療法、レーザー治療が選ばれています。
そして、いびきの症状が中等度~重症の「睡眠時無呼吸症候群」の場合にはCPAP療法が第一選択肢として挙げられ、重症の場合は外科手術という方法もあります。

内服薬や外用薬を用いた薬物療法もありますが、睡眠時無呼吸症候群の場合には薬だけで効果が得られるケースは非常に少ないと言われており、あくまでCPAP療法などの補助として使用されるということを理解しておきましょう。

ただし、これらのいびき治療は、病院やクリニックでしっかり検査を行ったうえでいびきの程度が軽症・中等症・重症かで選択されるため、まずは専門の病院を受診し相談するところから始めると良いでしょう。

いびき治療は何科を受診?いびき専門外来・病院の選び方

いびき治療を受ける際には、いびきの症状によって受診する科が異なります。

いびきのみの症状 耳鼻咽喉科
いびきの症状+睡眠時無呼吸症候群または肥満 呼吸器科・呼吸器内科
いびきは何科

ただし、いびき治療の診断は、耳鼻咽喉科と呼吸器科の医師が連携して判断するケースもあるため、耳鼻咽喉科と呼吸器科がある病院を受診すると良いでしょう。

近年では、睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病のリスクを高めるという点からも、病院によっては「いびき外来」や「睡眠外来」「無呼吸外来」など、いびき治療の専門外来を設けているところもあるので、「いびきを指摘されたが症状が分からない」「いびきの原因がいくつか重複しているかもしれない」という方はそういった病院を選んでみてください。

いびき治療は保険適用?入院は医療保険が利用できるのかも解説

いびき治療は保険適用になるのか疑問に思う方も多いと思いますが、いびき治療が保険適用になるかはいびきの種類によって異なり、「睡眠時無呼吸症候群」と診断された場合に保険が適用されます。

また、受ける治療法によっても異なり、CPAP治療法やレーザー治療、外科手術が保険適用で行えます。

マウスピースに関しては、上下一体型の「スリープスプリント」が保険適用になりますが、入れ歯でも装着できる上下分離型の「ソムノデント」を選択した場合には保険適用外となります。

Q.いびき治療で入院した場合は医療保険は使える?
A.「睡眠時無呼吸症候群」の診断時には、病院に1泊し検査することになるため、医療保険によっては1泊入院の扱いになります。保険会社や加入している保険の内容によっても異なりますが、1日分または2日分の入院給付金が受け取れるケースがあります。
また、外科手術で入院になった場合にも、入院給付金が受け取れる可能性があるため、加入している保険内容を確認してみてください。
いびき治療の医療保険

尚、保険適用や医療保険が利用できるかは、治療を受ける医療機関や加入している保険によっても異なります。いびき治療の費用負担を抑えたいという場合には、受診する病院が保険適用でいびき治療に対応しているか、加入している医療保険はいびき治療に利用できるのかを、事前に確認しておくことが大切でしょう。

いびき治療が行えるおすすめの病院・クリニックをご紹介

いびき治療のおすすめの病院

いびき治療が行えるおすすめの病院・クリニックをご紹介します。いびき治療を検討している方は参考にしてください。

スリープメディカルクリニック

スリープメディカルクリニックのバナー
スリープメディカルクリニック主ないびき治療内容
・レーザー治療
いびき治療の料金
・スノアレーズ
初回:27,280円
1回:99,000円
3回:297,000円(1回あたり99,000円)
6回:543,600円(1回あたり90,600円)

スリープメディカルクリニックは東京新宿と横浜にあるいびき治療を専門に行うクリニックです。
いびき治療には、レーザー治療「スノアレーズ」を導入しており、口蓋垂や喉の粘膜、舌などにレーザー照射を行い気道を広げる施術を行っています。
切らずに行える施術のため痛みは比較的軽減されていますが、痛みが心配な方には無料で麻酔にも対応しています。

スリープメディカルクリニックのレーザー治療では初回価格が設定されており、通常価格よりも割安に試すことができます。6回コースでは、1回あたりの料金が割安になるので、複数回の施術を希望している方は検討してみるといいでしょう。

また、スリープメディカルクリニックではカウンセリングや診察料、メールでの相談にも無料で対応しているので、治療がどのようなものか心配な方は相談から始めてみてください。

スリープメディカルクリニックの情報
所在地 ■スリープメディカルクリニック新宿院

【住所】
東京都新宿区西新宿1-4-10 フジタ新宿ウエストビルディング3階

【診療時間】
火水木 11:00~20:00
土日 10:00~19:00

【休診日】
月・金
■スリープメディカルクリニック横浜院

【住所】
神奈川県横浜市西区南幸2-17-7 ヴェルディ横浜ビル6階

【診療時間】
平日 11:00~20:00
土日祝 10:00~19:00
支払い方法 現金、医療ローン
公式サイト https://sleep-medical.net/

いびきのクリニック

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いびきのクリニック主ないびき治療内容
・レーザー治療
いびき治療の料金
1回:110,000円
3回コース:297,000円(1回あたり99,000円)
6回コース:528,000円(1回あたり88,000円)

いびきのクリニックは東京新宿と東京品川にあるいびき治療を専門に行うクリニックです。
いびき治療にはレーザー治療を用いており、たるんだ口腔内の咽頭や喉の粘膜周辺組織を引き締めて気道を広くする施術を行っています。また、オプション治療として投薬治療や点滴などを希望することも可能です。

いびき治療には3回・6回コースも用意されており、コースであれば1回あたりの費用が割安になるので、複数回の照射が必要な方でも費用負担が抑えられます。

いびきのクリニックでは現金のみならずクレジットカードやコード決済のほかに、33,000円以上の支払いで医療ローンが利用できるなど、支払い方法が充実しています。

いびきのクリニックの情報
所在地 ■いびきのクリニック新宿院

【住所】
東京都新宿区新宿3丁目21-7 東新ビル3階

【診療時間】
10:00~19:00
■いびきのクリニック品川院

【住所】
東京都港区港南2-2-16 谷田企画第1ビル6階

【診療時間】
10:00~22:00
支払い方法 現金、クレジットカード、コード決済(PayPay、LINE Pay)、医療ローン(33,000円以上で利用可)
公式サイト https://www.ibikino-clinic.jp/

ガーデンクリニック

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ガーデンクリニック主ないびき治療内容
・レーザー治療
いびき治療の料金
・ナイトレーズ
単発:110,000円
6回コース:330,000円(1回あたり55,000円)
10回コース:385,000円(1回あたり28,500円)

ガーデンクリニックは美容整形・美容外科、美容皮膚科を中心に診療を行っており、そのひとつとしてレーザー治療によるいびき治療を行っています。

ガーデンクリニックのいびき治療で用いられるレーザー治療には、「ナイトレーズ」による治療を行っています。
いびき治療では口腔内の閉塞感を4段階のクラスに分類した「マランパチ分類」に当てはめて、軟口蓋や口蓋垂の様子から治療回数を決めているため、一人ひとりの口腔内に合わせたいびき治療が行えます
段階が1でもいびきが酷かったり気道の閉塞感が深刻なケースには、治療が適さない場合もありますが、まずはレーザー治療が適しているのかを相談してみるといいでしょう。

治療回数は最大10回コースまで用意されており、回数が多いほど1回にかかる費用が割安になるので、自分に必要な回数は何回になるのか相談から始めてみてください。

ガーデンクリニックの情報
所在地 ■ガーデンクリニック池袋院

【住所】
東京都豊島区南池袋2丁目26-6 島倉ビル4階

【診療時間】10:00~19:00
■ガーデンクリニック大阪院

【住所】
大阪府大阪市北区梅田1丁目11-4 大阪駅前第4ビル6階

【診療時間】10:00~19:00
その他院:新宿院、品川院、横浜院、名古屋院、福岡院、船橋院
支払い方法 現金、クレジットカード、医療ローン
公式サイト https://www.garden-senbi.jp/snore/

いびきメディカルクリニック

いびきメディカルクリニックのバナー
いびきメディカルクリニック主ないびき治療内容
・レーザー治療
いびき治療の料金
・パルスサーミア
初回お試し:29,800円
1回コース:109,780円
ライト3回コース:329,340円(1回あたり109,780円)
スタンダード6回コース:572,000円(1回あたり95,330円)

いびきメディカルクリニックはいびき治療を専門に行うクリニックで、レーザー治療である「パルスサーミア」による治療が行えます。
パルスサーミアは痛みやダウンタイムが少ないという特徴があり、口腔内の状態に応じて3回~6回ほど定期的に繰り返すことで、効果を維持することが期待できます。

治療回数は一人ひとりの口腔内の状態に応じて提案されますが、初めての方には通常より割安になる「初回お試し」があるので、治療がどのようなものか知りたい方でも取り組みやすいでしょう。

いびきメディカルクリニックは東京を中心に全国に11院ほどあり、院によって土日祝日問わず診療を行っているので、都合に合わせて受診することができます。カウンセリングは無料となっているので、いびきで悩んでいる方はまずは相談してみてください。

いびきメディカルクリニックの情報
所在地 ■いびきメディカルクリニック新宿院

【住所】
東京都新宿区新宿4-2-23 新四curumuビル10階

【診療時間】10:00~19:00
■いびきメディカルクリニック福岡院

【住所】
福岡県福岡市中央区天神2-13-18 天神ホワイトビル7階

【診療時間】10:00~19:00
【休診日】月・金
その他院:銀座院、立川院、町田院、大宮院、札幌院、名古屋院、大阪院、神戸三宮院、熊本院
支払い方法 現金、その他要確認
公式サイト https://www.ibiki-med.clinic/

湘南美容クリニック

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湘南美容外科の主ないびき治療内容
・レーザー治療
いびき治療の料金
・いびき治療ROMEO(ロミオ)
1回:59,800円
モニター1回:53,800円

湘南美容クリニックは全国に100院以上ある大手の美容医療クリニックで、自由診療でいびき治療にも対応しており、新宿本院と大阪梅田院で診療可能です。

いびき治療にはYAGレーザーが搭載されたレーザー治療「いびき治療ROMEO(ロミオ)」が受けられ、たるんでしまった口蓋垂や軟口蓋を引き締め気道を広げる施術を行っています。

痛みやダウンタイムが少なく1回でもある程度の効果が期待できますが、4週間~5週間ごとに3回程度繰り返すことで約6ヶ月ほど効果維持が期待できます。

湘南美容クリニックは、カウンセリングのみならず診察や術後のアフターケアまで無料で対応しているので、いびき治療に対して不安がある方でも相談しやすいでしょう。
モニター希望で施術1回が割安になるので、費用負担を抑えたい場合にはモニターを検討してみてください。

湘南美容クリニックの情報
所在地 ■湘南美容クリニック新宿本院

【住所】
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー24F

【診療時間】10:00~19:00
■新宿美容クリニック大阪梅田院

【住所】
大阪府大阪市北区茶屋町1-27 ABCマート梅田ビル6階

【診療時間】10:00~19:00
支払い方法 現金、デビットカード、クレジットカード、医療ローン、ビットコイン
公式サイト https://www.s-b-c.net/others/romeo/

クリニックフォア

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クリニックフォアの主ないびき治療内容
・行動療法
・CPAP療法
・ナステント
・マウスピース(歯科医にて作成)
・外科的治療
いびき治療の料金
・CPAP療法:約4,500円/月
・検査費用
ポリソムノグラフィー簡易検査:約2,700円
在宅ポリソムノグラフィーフル検査:約12,000円
※ 料金は保険適用の3割負担の場合の価格です。

クリニックフォアは全国に10院以上あるクリニックで、内科や皮膚科などの診療を行っており、いびき治療は内科専門外来にて診療を行っています。
いびき治療には行動療法やCPAP療法に加え、ナステント、マウスピース、外科的治療などがあり、口腔内の状態はもちろんいびきの症状に応じた治療が行えます

CPAP療法によるいびき治療を行う場合には、就寝時に使用するマスクが10種類ほど用意されているので、顔の形状に合わせて選ぶことができます。

クリニックフォアのいびき治療の検査では、検査費用が抑えられる「在宅ポリソムノグラフィーフル検査」を導入しており、自宅にて睡眠時無呼吸症候群の検査が行えます。
入院することなく検査が行えるため、入院検査に抵抗がある方や費用を抑えたい方はクリニックフォアでのいびき治療を検討してみてください。

クリニックフォアの情報
所在地 ■クリニックフォア田町

【住所】
東京都港区芝浦3-1-32なぎさテラス4F

【診療時間】
平日 9:30~14:30/16:00~21:00
土日祝 9:00~13:00/14:00~18:00
■クリニックフォア大宮

【住所】
埼玉県さいたま市大宮区大門町二丁目118番地 大宮門街4F

【診療時間】10:00~14:00/15:00~19:00

【休診日】土・日・祝
その他院:新橋、飯田橋、有楽町、大手町、四谷、心斎橋、池袋、渋谷、亀戸
支払い方法 現金、クレジットカード
公式サイト https://www.clinicfor.life/disease-tx/speciality/sas/
※ 四谷院・亀戸院ではいびき治療に対応していません。

女性のいびき治療におすすめの病院をピックアップ

女性のいびき治療のおすすめの病院

いびきは男性のみならず女性にとっても悩ましい症状です。
女性のいびきは女性特有の原因もあるので、以下をチェックしてみましょう。

女性がいびきをかく原因は男性と違う?

女性がいびきをかく原因は、男性と同様に、肥満やアレルギー性鼻炎、扁桃腺などがありますが、女性ホルモン「プロゲステロン」には、気道を広げる作用があるため、男性と比べてもいびきをかくことが少ない傾向にあると言われています。

しかし、加齢により女性ホルモンの分泌が低下する更年期から閉経を迎える50代以降くらいから、気道が狭くなることでいびきをかきやすくなります。

女性ホルモンの一種であるプロゲステロンには、気道を広げる働きがあります。
そのため、女性は男性よりいびきが少ないのですが、更年期になるとプロゲステロンが減少するので気道が狭くなり、いびきが出やすくなってしまいます。

引用元:更年期以降の女性のいびきの原因は?改善のためにできること|横浜弘明寺呼吸器内科クリニック

加齢は基礎代謝が低下するため、太りやすく、それにより首に脂肪がつくことよって気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。

いびきをかく原因が生活習慣や肥満の場合には、それらを改善することでいびきも改善されますが、睡眠時無呼吸症候群や上気道抵抗症候群などの病的ないびきの場合にはいびき治療が必要しなります。

女性のいびき治療には、男性と同様に主にマウスピースやレーザー治療、CPAP療法、外科手術などがあるので、いびきの症状に応じて適切な治療を受けるとよいでしょう。

女性におすすめのいびき治療クリニックを紹介

女性のいびき治療は、耳鼻咽喉科や呼吸器科・呼吸器内科をはじめ、睡眠外来やいびき外来、無呼吸外来がある病院で治療を受けることが可能です。
女性のいびき治療が行えるクリニックを以下にまとめているので、治療を受ける際の参考にしてみてください。

クリニック名 主な費用・治療法
スリープメディカルクリニック ・スノアレーズ
初回:27,280円
1回:99,000円
3回:297,000円(1回あたり99,000円)
6回:543,600円(1回あたり90,600円)

【治療法】レーザー治療
いびきのクリニック ・レーザー治療
1回:110,000円
3回コース:297,000円(1回あたり99,000円)
6回コース:528,000円(1回あたり88,000円)

【治療法】レーザー治療
ガーデンクリニック ・ナイトレーズ
単発:110,000円
6回コース:330,000円
10回コース:285,000円

【治療法】レーザー治療
クリニックフォア ・CPAP療法
約4,500円/月

・検査費用
ポリソムノグラフィー簡易検査:約2,700円
在宅ポリソムノグラフィーフル検査:約12,000円

【治療法】行動療法、CPAP療法、ナステント、マウスピース、外科的治療

【評判】いびき治療を実際に受けた人の口コミは?

では、実際にいびき治療を受けた人の口コミも見てみましょう。 「いびき治療を受けたいけど、評判が気になる」という方は口コミも参考にしてみてください。

人の画像1 「学生時代からいびきをかいていて、市内のいびき治療を行っている病院にいきました。副鼻腔の腫れが主な原因で軽度だったため、レーザーやCPAPなどは受けずに済みました」
人の画像2 「先生がとても優しく親切で、患者に負担をかけないようにしてくれた。私はレーザー受けましたが、痛みもあまり感じず受けられました。」
人の画像3 「外科手術で扁桃腺をとりました。術後は痛みがあったけど、いびきはかいても音は静かになったようでやって良かったです」
人の画像4 「いびきの検査をしたところ、無呼吸ではなかったのでマウスピースで治療しました。装着の違和感はありますが、定期的にメンテナンスを受け、装着時のストレスをなるべく軽減できるようにしてくれるのが助かる」
人の画像5 「睡眠時無呼吸症候群と診断されCPAPで治療しています。寝起きの頭痛が軽くなったので悩んでいる方は受診をお勧めしたいです」
人の画像6 「睡眠時無呼吸症候群の重症と判定されすぐにCPAP療法を始めました。マスクの装着時の違和感や空気が漏れる音が気になって始めは眠れませんでしたが、生活や行動の質が向上したので早期治療を始めて良かったです」

いびき治療を受けた人の口コミを確認してみると、いびきの原因が必ずしも「睡眠時無呼吸症候群」の症状があるとは限らず、いびきの症状に応じていびき治療を受けているようです。
また、状態に応じた治療を受けることで、いびきの改善にも繋がっている様子が見られるため、まずは病院やクリニックを受診し、自分のいびきの症状がどのようなものかを診断してもらうとよいでしょう。

いびき治療の効果と治療にかかる期間

いびき治療にはCPAP療法やマウスピース、レーザー治療、外科手術がありますが、具体的にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
いびき治療にかかる期間も含めて確認してみましょう。

いびき治療の機器【CPAP】は永続する?器具はうるさい?

CPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群があるいびき治療の第一選択肢として実施される治療法です。

CPAP療法は、睡眠時に空気を送る機器を枕元に設置し、マスクを装着して睡眠するため、慣れるまでは機器の音やマスク装着の違和感に寝付けないという意見もありますが、安全性が特に高く、使用することで睡眠中の無呼吸状態や低酸素状態を改善する効果が期待できます。

いびき治療の機器CPAPについて

ただし、CPAP治療は対処療法になり根本治療ではないため、治療期間に期限はなく、原因が解消されるまでが治療期間の目安となります。
そのため、CPAP療法を中止したい場合には、減量や外科手術などで体の状態に変化があったり、いびきが軽症化すればマウスピースなどの治療法に移行することが可能です。

尚、空気を送る装置を使用したいびき治療には、CPAP療法の他に「ナステント」があります。
「ナステント」は鼻にチューブを挿入し睡眠時の気道を確保し、鼻づまりやアレルギー性鼻炎による鼻いびきに対して効果が期待できます。
軽症であれば無呼吸症候群にも実施される治療法のため、症状に応じて治療法を選ぶとよいでしょう。

市販品もあり!マウスピースを使ったいびき治療は治る?

マウスピースは歯に装着して使用し、上あごよりも下あごを前方に出すように固定することで気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ効果が期待できます
CPAPは装置が大がかりで持ち運びが不便、マスク装着の手間などのデメリットがありますが、マウスピースは歯にはめて寝るだけのため、手軽さが魅力と言えます。

いびき治療マウスピースについて

マウスピースは楽天市場やAmazonでも市販されていますが、口腔内に合っていないものは十分な効果が得られない可能性があるため、専門の病院や歯科医を受診し、自分の口腔内に適したマウスピースを使うのがおすすめです。

また、マウスピースが有効ないびきは軽症のものが適しており、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の場合には十分な効果が得られないケースもあるため、まずは自分のいびきの状態がどのようなものかを専門の病院で調べることが大切でしょう。

いびき治療のレーザー(パルスサーミア・ナイトレーズ)は日帰りOK!

切らないいびき治療としては、レーザー治療があり、主に「パルスサーミア」や「ナイトレーズ」があげられます。
二つのレーザー治療には以下の違いがあります。

レーザー治療の種類 パルスサーミア ナイトレーズ
施術方法 口蓋垂や軟口蓋にレーザー照射を行い、表面を傷つけずに深部まで引き締め、気道を広くする。 口蓋垂や軟口蓋にレーザー照射を行い、表面に熱を加えて口腔内を引き締め、気道を広くする。
効果
回数
3回~6回程度を定期的に繰り返すことでいびきを軽減する効果が期待できる。
効果実感後も数ヶ月に1回のメンテナンスを受けることで、より効果持続が期待できる。
いびきを軽減する効果が期待できる。1回でも効果が実感できる場合もあるが、2回~6回繰り返すことで1年~2年程度の効果維持が期待できる。
痛み
ダウンタイム
表面を傷つけないため痛みは軽減される。
人によっては術後の違和感を多少感じるが、ダウンタイムがほぼなく日常生活に支障がない。
激しい痛みはないものの、表面に熱を加えるため施術中のチクチクとした痛みや熱を伴う。
術後3日程度は痛みや腫れ、違和感を感じる場合がある。

これらのレーザー治療は、ゆるんだ口蓋垂や軟口蓋にレーザーを照射し、患部を引き締めて気道を広くする施術法です。
患部を切る外科手術とは異なり、レーザー治療は切らずに行える施術のため痛みやダウンタイムも少なく日帰りで行えるというメリットがあります。

レーザー治療は、数回程度繰り返し行うことで効果が維持でき、メンテナンスも必要になることで費用がかかるというデメリットはありますが、軽症のいびきや中等症の睡眠時無呼吸症候群に効果が期待されるため、負担の少ない施術を希望する方はレーザー治療を選択するのもよいでしょう。

外科手術「扁桃腺・のどちんこ切除」の痛みやデメリット

睡眠時無呼吸症候群を伴ういびきが扁桃腺肥大などで気道がふさがっている場合には、それらを外科手術で切除するなどの外科手術があります。
いびき治療で行う外科手術には、扁桃腺や口蓋垂(のどちんこ)を切除するなどの方法があり、主に以下の施術法があります。

口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)

口蓋垂(のどちんこ)とその周辺の口蓋を部分切除する


上下顎同時前進術

上下の顎の骨を切り前にずらす


扁桃肥大摘出術

喉の扁桃組織を切除する


オトガイ舌筋前進術

下顎の骨を部分的に切り前方に移動させ下顎骨裏面にあるオトガイ舌筋を前にずらして気道を広げる。口蓋垂軟口蓋咽頭形成術と併用することで高い効果が得られる


鼻中隔湾曲症矯正手術・粘膜下下鼻甲介骨切除術

鼻の中の鼻中隔が生まれつきにより曲がっていることで呼吸が阻害される場合に切除する

これら外科手術はCPAP療法やマウスピースなどの対処療法と異なり、根治治療となるため、いびき改善の効果が期待できます。
ただし、外科手術は組織を切除するため、術後の痛みやダウンタイムの期間を含めても、回復までには1ヶ月~2ヶ月程度の期間を要します。

いびき治療の外科手術は根治治療というメリットがありながら、入院が必要になることや痛みやダウンタイムなどにより一定期間生活に支障をきたすというデメリットもあるため、外科手術が必要かどうかはしっかり医師と相談した上で手術を検討するようにしましょう。

いびきの治療と併せてできるいびき対策方法を解説

冒頭でも記載しているとおり、いびきをかく原因には様々な要因があります。
ここでは、いびき治療と併せて自分でできるいびき対策もご紹介しているので、いびきに悩んでいる方はこちらの方法も試してみてください。

①肥満がある場合は減量を行う
減量を行う

肥満によって気道周辺に脂肪がついてしまうと、それにより気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。
そのため、肥満が原因のいびきの場合には、いびき治療を受けても十分な効果が得られない可能性があります。

減量することでいびきが改善されるケースがあり、いびき治療が不要になる場合もあるので、肥満の場合は減量も併せて行うと良いでしょう。


②アレルギー性鼻炎などで鼻のとおりが悪い場合は治療を受ける
鼻の治療をする

アレルギー性鼻炎などがある場合には、鼻腔内の腫れや鼻づまりなどで鼻のとおりが悪くなり、いびきをかく原因になります。
鼻炎の治療を受けることでいびきが改善されるケースもあるため、アレルギー性疾患と診断を受けている人や疑いのある人は、耳鼻咽喉科などを受診し適切な治療を受けるといいでしょう。


③寝る前の飲酒を避ける
飲酒をしない

アルコールには筋肉を緩める作用があり、摂取のしすぎによって舌の筋肉が緩み、睡眠中に舌が落ちやすくなることでいびきをかく原因になります。
アルコールを摂取したときのみいびきをかく場合には、就寝前の飲酒を避けることでいびきが改善されるでしょう。


④仰向けでいびきをかく場合は横向きで寝る
飲横向きで睡眠

仰向けで寝ることで口が開きやすく舌が気道へ落ちやすくなるため、いびきをかく原因になります。
仰向けでいびきをかいてしまう場合には、横向きで寝ることで気道が塞がれずいびきが軽減される場合もあるので、横向きの体制で就寝してみてください。
また、使用している枕が高すぎても低すぎてもいびきをかく原因にもなるので、自分に合った高さの枕を探してみるのもおすすめです。


⑤舌の筋肉を鍛える
舌のトレーニングをする

加齢などで舌の筋肉が衰えてしまうと、睡眠中に舌を支えることが難しくなり「舌根沈下」という舌が喉の奥に落ち込み、気道が狭くなることでいびきをかく原因に繋がります。
舌の多くは筋肉でできているため、舌の筋肉を鍛えることで口呼吸の改善に繋がり、いびきが改善されるケースがあります。
舌を鍛える運動には、舌を左右の頬に強く押し付ける舌圧の運動や、口を閉じたまま歯の表面や歯茎をなめるようにして行う舌回しなどがあるので、ぜひ実践してみてください。


いびき治療におすすめの病院・クリニック【まとめ】

いびき治療はマウスピースやレーザー治療、CPAP療法、外科手術などがありますが、治療法はいびきの症状によって異なります。
いびきの症状のなかでは特に「睡眠時無呼吸症候群」は、重症化すると生活習慣病の悪化や突然死のリスクも高まるため、自分のいびきがどのような状態かを知り、状態によっては適切な治療を受けることが大切です。

いびき治療は耳鼻咽喉科や呼吸器科などでも対応している病院がありますが、近年ではいびき外来や睡眠外来などといったいびき治療専門外を設けているクリニックもあります。 就寝中にいびきをかいているかどうかは家族などの指摘で分かるケースが多いですが、日中のだるさや眠気を感じる場合には、いびきによってしっかり睡眠できていない場合もあるので、いびき治療の有無は専門の病院で相談するところから始めてみるといいでしょう。

参考文献
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020
いびき – 07. 神経疾患 – MSDマニュアル プロフェッショナル版

 
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